spam・ウィルス対策


spam とは

spam (スパム) とは、一方的に送られてくる迷惑なメールのことです。 自宅の郵便ポストへ一方的に投函される不要なチラシに相当します。 spam の数が少ないうちは我慢できますが、大量に spam が送信されてくると、 必要なメールのやりとりに割く時間が減ったり、見落とす、あるいは詐欺にあうなど様々な問題が発生します。

判別方法

送信されてきた spam を判別する方法には、以下のような種類があります。

判別方法 特徴
受信者がメールを見て判別 受信者が判別するため、一番確実だが手間と時間がかかる。
受信者が spam と判別したルールをメールソフトに設定し、半自動で判別・振り分け 手間と時間は軽減されるが、ルール外の spam は受信者の判別が必要。
メールが偽装されていた場合は、誤認識の可能性あり。
メールクライアントの spam 対策機能により、自動的に判別・振り分け メールクライアントに依存して自動的に判別されるが、100% 判別することは不可能。
個別設定・調整が必要。
メールサーバの前のゲートウェイ型 spam 対策フィルターで自動的に判別し、振り分け メールクライアントには依存せず、自動的に判別されるが、100% 判別することは不可能。
対策フィルタ

学術情報センター工手の泉ではゲートウェイ型 spam 対策システムを導入することで、ユーザの負担を可能な限り軽減しています。
使用している spam 対策フィルタは以下の通りです。

システム ホスト名 spam 対策フィルタ
教育用メールシステム mail.ns.kogakuin.ac.jp Active! hunter
研究用メールシステム sin.cc.kogakuin.ac.jp Active! hunter
動作概要

次の図は、学術情報センター工手の泉で導入しているメールのセキュリティ対策のイメージです。

spam Summary

  1. インターネットからメールが配送されてきます。
  2. メールは spam・ウィルス対策サーバで検査をし、ウィルスが見つかれば自動的に削除します。
  3. 次にメールの spam 判定を行い、spam であればヘッダに X-Spam: Yes という情報を付加します。
  4. 宛先に応じて、教育用メールもしくは研究用メールに振り分けて配送されます。 このとき、spam は独立した [spam] というフォルダに自動振り分けされます。
  5. ユーザの皆さんは、定期的に [spam] フォルダを参照し、誤認識されたメールがないか確認して下さい。 また、不要なメールは速やかに削除して下さい。
注意点

現在の spam 対策技術では、100% 正しく自動判別できる保証がありません。 そのため、学術情報センター工手の泉では疑わしいメールの判別と振り分けのみを行い、 spam と自動判別したメールの自動削除は行っていません。 最終的な確認はユーザご自身で行って頂くようにしています。

転送機能でメールの転送設定を行っている場合、spam も含めた全てのメールが転送されます。

Active! mailの spam 対策機能

必要に応じて、Outlook や Eudora 等のメールクライアントソフトの spam 対策機能を使用することも可能になっています。 Active! mail での spam 対策は、[ツール▼] タブで開く画面に [フィルタリング(振り分け)・迷惑メールフィルタ] 機能があり、 spam を判別することが可能です。