- 組織
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学術情報センター 工手の泉(以下センター) とは、教育・研究のための共同利用情報処理設備や、基幹ネットワークの管理・運用を行っている組織です。
情報処理設備やネットワークの日々の管理・運用は、情報システム部の職員・スタッフが行っています。 また、運営方針に関しては、センター運営委員会で審議を行い、決定しています。
- センター 運用要員
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- 情報システム部 職員・スタッフ
- センター 運営委員
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- 所長:1名
- 所長代理:1名
- 先進工学部、工学部、建築学部、情報学部、教育推進機構:各2名
- 利用者
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規定により、センターの設備を利用できるのは、次の方のみと定められています。 研究員や客員研究員、専任以外の職員等は、申請書を提出することで、利用が認められています。
- 本学専任教職員
- 本学学生
- センター所長が適当と認めた者
※ 非常勤の教員は上記の3.に該当します。
- サービス
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センターでは、以下のサービスを行っています。
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施設設備利用サービス (利用者向け)
利用資格者であれば、施設設備の利用ができます。パソコン、演算・アプリケーションサーバ等が利用できます。
(演算・アプリケーションサーバは申請が必要となります) -
情報受発信利用サービス (利用者向け)
電子メールや Web ページでの情報受発信等のコミュニケーション手段が在籍・在職期間中利用できます。 有資格者は申請手続きの必要はなく、入学、入職時に登録され、統合認証IDと初期パスワードが交付されます。
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教育利用支援サービス (授業等の担当教員向け)
各演習室において実施される授業利用における施設設備の維持管理、主に授業担当教員への授業利用支援等を行っています。
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研究利用支援サービス (研究利用者向け)
研究用 UNIX システムの申請利用者に対して、設置機器やアプリケーション・ソフトウエア等の利用方法の紹介、 試用サンプル、利用講習会の開催等を基に活用事例についてアドバイス (助言)、調査、研究利用の協力支援を行っています。
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学内 LAN への接続利用支援サービス
学内 LAN に接続を希望する研究室等に対して、ネットワーク利用に関する接続方法、研究室等で必要な機器設備、 IP アドレスの取得に必要な申請手続き、接続に必要な協力支援を行っています。
(申請手続きは専任教職員のみできます) -
利用者利用支援サービス (利用者向け)
施設設備利用に関する各種講習会の開催、利用相談、 東京大学情報基盤センター及び共同利用機関の連絡所としての窓口対応等利用全般に関する支援サービスを行っています。 受付窓口による対応、電話連絡、電子メールによる問合せも受け付けています。 センターの Web ページ上では、利用に関する情報を紹介しています。
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施設設備利用サービス (利用者向け)
- 沿革
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年 主な出来事 1967[昭和42]年 電子計算機センター設立。
日本電気 NEAC シリーズ 2200 モデル 300 を導入し、運用を開始する。1975[昭和50]年 日本電気 NEAC シリーズ 3200 モデル 70 を導入し、 東京大学大型計算機センターのリモートバッチステーションとして運用を開始する。 1979[昭和54]年 日本電気 ACOS シリーズモデル 700 を導入し、 TSS オンラインサービスによる授業利用を開始する。 1984[昭和59]年 日本電気 ACOS シリーズモデル 850 を導入。 日本電気 PC-9801E を新宿 30 台、八王子 60 台設置し、授業利用を開始する。 1988[昭和63]年 上智大学と UUCP による接続を開始する。 1989[平成元]年 新宿校舎大学棟竣工。
日本電気 ACOS シリーズモデル 930 を導入。 研究用としてアポロ (現:日本ヒューレットパッカード) の ドメインシリーズ EWS (エンジニアリングワークステション) を 40 台設置する。
イーサネット仕様 (IEEE802.3) による学内 LAN を構築し、 ネットワークでの研究利用環境を整える。1991[平成2]年 電子計算機センターを情報科学研究教育センターに改組。
TRAIN と 64kbps で接続し、対外との常時接続を開始する。1992[平成3]年 日立製作所 M-660Dシステムを導入。 研究用 EWS システムには、日本ヒューレットパッカード HP9000/750シリーズを演算サーバマシンとして導入する。 1995[平成7]年 日立製作所 3500/560 サーバシステムを導入。
大型汎用機から、EWS や Windows NT を搭載した PC を LAN 接続したクライアントサーバシステムに全面移行する。
情報ネットワーク網基盤整備計画に基づき、新宿・八王子キャンパスのネットワーク整備を実施。 新宿・八王子のキャンパス間を ATM で接続し、3Mbps に増強する。1998[平成10]年 富士通 VX-E/3 システム、Sun ワークステーションに移行。 パソコンには富士通 FM/V シリーズを導入する。 1999[平成11]年 学術情報ネットワーク網 (学内LAN) の整備として、 新宿・八王子キャンパスの基幹部にギガビットネットワークの構築を行い、 研究室等の支線部には 10/100Mbps の通信速度を提供。
新宿・八王子の両キャンパスより、TTCN へ 1.5Mbps での接続を開始する。2001[平成13]年 富士通 PRIMEPOWER 800 システム及び、 Windows 2000 を搭載した FM/V シリーズの最新鋭機種を導入する。
インターネット接続を新宿キャンパスに 1 本化し、IP レボリューションと 100Mbps で接続する。2002[平成14]年 新宿・八王子間のネットワークをパワードコムの広域イーサネットサービスで接続し、100Mbps に増速する。 2004[平成16]年 富士通 PRIMEPOWER 850 システム、32 ノードの SCore 型クラスタシステム、IA64 を搭載した演算サーバを導入。 Windows XP を搭載したパソコンとして、最新の FM/V を導入する。
学術情報ネットワークを更新。 犬目キャンパスへのネットワークを新たに構築する。2007[平成19]年 富士通 PRIMEQUEST 540 システムや、32 ノードの SCore 型クラスタシステム、 Windows PC として最新の FM/V を導入する。
学術情報ネットワークを更新し、研究室等の支線部に 1Gbps の通信速度を提供する。2008[平成20]年 新宿・八王子間のキャンパスネットワークを IIJ の広域ネットワークサービスで接続し、1Gbps に増強する。 2010[平成22]年 研究用システムとして富士通 PRIMERGY RX300 S6 を、 Windows 7 を搭載した PC には最新機種の FM/V を導入する。 また、バーチャルカフェテリアシステムのサービスを開始する。
東京大学情報基盤センターでサービスを行っているスーパーコンピュータ HA8000 システムの専用キュー 8 ノードや、 マイクロソフトの包括ライセンスを契約し、学内サービスを開始する。
Aruba の無線 LAN システムを導入し、最新のセキュリティシステムへの対応、アクセスポイントの増加を図る。
SINET と地域 IP 網経由で IPv6 のトンネル接続を開始する。2011[平成23]年 学術情報ネットワークを更新し、コアスイッチ、ファイアウォール、対外接続用ルータの IPv6 対応を図る。 2012[平成24]年 インターネット接続を SINET (1Gbps) と IIJ (100Mbps) のマルチホーム接続とし、 アクセス回線の増速、冗長化を図る。
学術情報ネットワークを整備し、インターネット接続用のスイッチやファイアウォールの冗長化を図る。
IPv6 の PI アドレスの割り当てを受け、SINET との接続を DC 経由に変更する。2013[平成25]年 教育・研究システムの更新を行い、仮想化システムを全面的に採用する。 仮想デスクトップ環境を構築し、演習室、カフェテリア室の PC をシンクライアント化する。 2015[平成27]年 新宿キャンパスの地下 1 階及び図書館に IEEE 802.11ac に対応した Meru の無線 LAN システムを導入することで、 アクセスポイントの高速化と増加を図る。 2016[平成28]年 IIJ の三鷹 DC を契約し、インターネット接続を DC 経由に変更する。
また、新宿、八王子、三鷹 DC の 3 拠点を 広域イーサによる閉域網と、光ネクスト回線を使用した VPN で接続をし、 冗長構成とする。
次世代型ファイアウォールである PaloAlto PA-3050 を 2 台導入し、 セキュリティ向上と冗長化を図る。
八王子に第 5 演習室と第 6 演習室を増設する。2017[平成29]年 教育・研究システムの更新を行い、演習室では高速なグラフィックカードを搭載したデスクトップ PC を、 カフェテリア室ではサーバに GPU を搭載した VDI 環境を採用する。
また、仮想化基盤のストレージにはフラッシュディスクを全面採用し、大幅な高速化を図る。
新宿の施設を改装し、アクティブラーニングのための講義室と自習室を新設する。
基幹ネットワークのコア L3 スイッチを更新し、大幅な処理能力の向上を図る。2018[平成30]年 Foritinet の無線 LAN システムを全学的に導入し、AP の設置場所・台数の大幅な増加を図る。 2019[平成31]年 基幹ネットワークのエッジ L2 スイッチを更新し、コア L3 スイッチとエッジ L2 スイッチ間を 10Gbps に増速する。 2019[令和元]年 IPv6 接続をトンネルからネイティブに変更する。 2020[令和2]年 SINET との接続及び、キャンパス間のネットワーク回線を 10Gbps に増速する。
ファイアウォールを PaloAlto PA-5220 に更新することで、インターネット接続の増速を図る。2022[令和4]年 教育・研究システムの更新を行い、学習用 PC の活用を前提とした先進的な VDI 環境を導入する。 また、ユーザ用の NAS にはフラッシュディスクを全面採用し、大幅な高速化を図る。